Jリーグは60クラブもあるのに、
実は「Jクラブが1つもない県」が存在します。
2026年2月時点で空白なのは5県。
なぜ偏りが生まれるのか、
どんなクラブがJ参入を狙っているのか、
そして県内にJがなくても楽しめる観戦術までまとめました。
まずは“いまの最新リスト”から押さえましょう。
jリーグ ない県とは?2026年時点の最新リストと背景

「Jリーグがない県」と聞くと、サッカー文化が薄い印象を持つかもしれません。
ですが実態は少し違います。
まずは定義と最新リスト、そして空白が生まれる理由を整理し、公式情報の確認先までまとめます。
「Jリーグがない県」の定義:J1〜J3にJクラブがない状態
この記事でいう「Jリーグがない県」は、J1・J2・J3のいずれにも所属クラブがない都道府県を指します。
ポイントは「プロがいない」ではなく「Jリーグ会員(J1〜J3)として参加していない」状態ということです。
そのため、JFL(日本フットボールリーグ)や地域リーグで強いクラブが活動していても、Jリーグ所属でなければ「ない県」に含まれます。まずは言葉のズレをなくすと、ニュースやSNSの情報も追いやすくなります。
2026年時点でJクラブがない県は5つ
2026年2月時点で、J1〜J3にクラブがない県は次の5県です。
岩手県、福井県、三重県、和歌山県、島根県。
一方で、直近では入れ替え戦などを経て「空白県が埋まる」ケースもあり、状況は毎年変動します。
チェックのコツは、Jリーグ公式の「クラブ編成」や「クラブ一覧」で、J1〜J3の所属クラブを確認すること。最新の所属が確定したタイミングで見直すのが確実です。
「現在ない」と「未経験」は別:過去にJにいた県もある
「いまJクラブがない県」と「一度もJリーグに参加したクラブがない県」は同じではありません。
たとえば岩手県は、過去にJリーグで戦ったクラブがありながら、いまはJ1〜J3に不在というタイプです。
一方で福井・三重・和歌山・島根は「Jリーグ未経験」として語られることが多く、ここも情報の見方が分かれます。
記事や投稿で「空白県が4県」「空白県が5県」と数字がズレるのは、この定義の違いが原因になりがちです。
なぜ空白県が生まれる?60クラブでも偏る理由
JリーグはJ1〜J3で合計60クラブありますが、47都道府県に均等に広がっているわけではありません。
首都圏や大都市圏は人口が多く、スポンサーや観客、交通網も強いため複数クラブが集まりやすい傾向があります。
反対に、人口規模が小さい地域は、観客動員や企業支援を安定させる難度が上がります。さらに、スタジアムの整備状況や自治体の方針も影響し、同じ「熱量がある地域」でも参入スピードに差が出ます。
Jリーグ参入に必要な条件:ライセンス・経営・スタジアム
Jリーグ参入には、成績だけでなく複数の条件を満たす必要があります。大きくは次の3つです。
・クラブライセンス(財務、組織体制、法務、育成などの基準)
・経営の安定(債務超過や資金繰りのリスクを抑える)
・スタジアム要件(観客席、照明、メディア設備、運営導線など)
特に「スタジアム」と「経営」は、チームが強いだけでは解決しにくい領域です。地域全体のプロジェクトとして進むことが多く、ここが空白県の最大の壁になりやすいです。
秋春制移行(特別大会含む)で何が変わる?
2026年は、シーズン構造が変わる過渡期として語られます。特別大会の実施や日程設計の変化により、クラブ運営や強化計画も調整が必要になります。
地域クラブ側にとっては、選手確保、資金計画、スタジアム改修のタイミングを合わせる難度が上がる一方、注目が集まる期間でもあります。
「ニュースの量が多い年」ほど、情報は公式発信で確認するのが安全です。クラブの昇格条件や大会方式は年度で変わり得るため、思い込みで判断しないのがコツです。
まず確認したい公式情報:Jリーグ公式・JFA・各クラブ発信
情報の一次確認先を決めておくと迷いません。
・Jリーグ公式:クラブ編成、クラブ一覧、日程・結果
・JFA(日本サッカー協会):47都道府県サッカー協会の窓口、登録チームの動き
・各クラブ公式:所属リーグ、ホームゲーム会場、チケット、運営方針
特に「何県が空白か」はシーズン境目で変わるため、SNSのまとめより公式資料の更新日を優先して確認しましょう。
5県それぞれの現状と、Jリーグを目指す代表クラブ
空白県でも、地元クラブは着実に活動しています。ここでは5県それぞれの状況と、代表的なクラブの方向性を把握します。ホームゲーム会場やチケット、観戦ルールは必ず公式サイトで最新を確認してください。
岩手県:いわてグルージャ盛岡の再挑戦と“東北唯一”の現状
岩手は「いまJクラブがない県」ですが、挑戦の歴史があります。代表例が、いわてグルージャ盛岡です。現在はJFLで戦い、再びJリーグ復帰を目指す立場にあります。
クラブ自身も、岩手が東北で唯一Jクラブがない状況であることに触れ、危機感と再挑戦の意思を発信しています。
観戦する側ができることは明確で、ホームゲームへ行く、グッズやファンクラブで支える、情報拡散で仲間を増やす。小さな行動が、動員と収益を押し上げる力になります。
福井県・三重県:上位リーグに近いクラブの動きと鍵
福井では、福井ユナイテッドFCが「福井からJへ」を掲げて活動しています。地域リーグは昇格の階段が多く、まずは上位カテゴリ定着が重要になります。
三重では、ヴィアティン三重が将来のJリーグ入りを掲げ、JFLで戦いながら基盤づくりを進めています。JFLは全国リーグで注目度が高く、動員やスポンサー獲得の成果が見えやすい環境です。
両県とも、スタジアム環境と経営の積み上げが鍵。成績が上向くタイミングで一気に伸びる可能性があるため、公式発信で「設備」「運営」「地域連携」のニュースに注目すると流れが読めます。
和歌山県・島根県:地域リーグから積み上げる戦い方
和歌山では、アルテリーヴォ和歌山が活動し、上位リーグ昇格とその先のJ参入を目標に掲げています。地域の企業・自治体・学校と連携しやすいのが地域クラブの強みです。
島根では、ベルガロッソいわみのように地域を拠点に戦うクラブがあり、リーグ戦や地域大会を勝ち上がって上へ進むルートを狙います。
地域リーグは一発勝負の要素も多く、毎年の条件や大会方式の理解が重要です。だからこそ「勝つための強化」と同時に「継続できる運営」を整えることが、長い目で見た近道になります。
Jリーグ参入のハードルをやさしく解説
空白県が埋まるかどうかは、ピッチ外の条件が大きく関わります。ここでは難しく見える参入要件を、押さえるべきポイントに絞って解説します。詳しい基準は年度で更新されるため、最終的には公式のライセンス関連資料を確認してください。
Jライセンスの基本:J3ライセンスや審査の見られ方
ライセンスは「Jリーグで安全に、継続して運営できるか」を審査する仕組みです。
見る項目は多岐にわたり、財務の健全性、ガバナンス、育成組織、法務体制などが含まれます。
ここで大切なのは、単年の勢いではなく継続性。たとえばスポンサーが一社に偏り過ぎる、運営スタッフが足りない、収支が不安定などは不利に働きやすいです。強いチームほど「運営の器」を大きくする必要が出てきます。
スタジアム要件:改修か新設か、自治体連携が重要
スタジアムはクラブ単体で整え切れないことが多く、自治体や施設管理者との連携が前提になりやすい領域です。
必要になるのは、観客席数だけではありません。照明、放送設備、動線(入退場や安全管理)、医務室、メディアスペースなど、運営に必要な要素が複合的に求められます。
改修で段階的に満たすのか、新設で一気に整えるのかは地域戦略次第。クラブが発信する「スタジアム計画」や「協議状況」を追うと、現実味が見えてきます。
経営基盤:観客・スポンサー・育成が回り出す仕組み
経営は「勝てば何とかなる」だけでは回りません。安定の三本柱は、観客動員、スポンサー、育成です。
・観客:チケット収入だけでなく、街の熱量を数値化する指標
・スポンサー:地域企業の参加が増えるほど安定しやすい
・育成:アカデミーやスクールが地域の入口になり、長期的な支持を生む
つまり、応援する側が増えるほど、資金も人も集まり、スタジアムや組織整備が進みやすくなります。空白県で一番効く支援は、日常的な参加者を増やすことです。
Jリーグがない県でもサッカーを楽しむ方法
「県内にJがない=楽しめない」ではありません。むしろ、地元クラブを近くで支えられるのが空白県の面白さです。ここでは観戦と応援の実用策をまとめます。
近県のJクラブを“準ホーム”にする楽しみ方
空白県の人は、近県のJクラブを準ホームとして応援する楽しみ方ができます。
たとえばアウェイ遠征の距離が短いと、日帰り観戦もしやすくなります。
一方で、地元の地域クラブも追いかけると、週末の選択肢が増えます。Jのスピード感と、地域リーグの近さや臨場感は別物で、両方楽しむとサッカーの見え方が変わります。
配信と現地観戦のコツ:チケット・移動・応援マナー
配信は、試合を追い続ける最強の手段です。推しクラブができたら、まずは配信で毎週見る習慣を作るのがおすすめです。
現地観戦は、チケット販売方法や入場ルールが大会やクラブで異なるため、公式案内を事前に確認しましょう。
初めての人は、次の3点だけ守れば安心です。
・座席種別(声出し可否、自由席の並び方)を事前に確認
・応援グッズや横断幕のルールを公式でチェック
・スタジアム周辺の迷惑駐車やごみ問題に注意
「また来たい」と思える環境は、サポーター全体で作るものです。
子ども・初心者向け:地域の試合観戦とスクール活用
空白県でサッカーを広げる近道は、家族で地域の試合に行くことです。選手が近く、試合後の交流があるクラブも多く、初心者でも入りやすい雰囲気があります。
スクールや体験会は、子どもが「見る側」から「やる側」に変わる入口になります。
地域のクラブが強くなるほど、指導者や環境も育ち、結果的にJ参入の土台が厚くなります。応援はスタンドだけでなく、地域の日常にもつながっています。
空白県がなくなる日は来る?これから注目したいポイント
空白県がいつ埋まるかは断言できません。ただし、近づいているサインはあります。最後に、未来を読むための見方と、応援する側ができる行動を整理します。
次にJへ近い県は?注目すべきデータとニュース
注目ポイントは「成績」だけでなく「整備の進捗」です。
・上位リーグで安定して勝てているか(JFLや地域CLでの結果)
・観客数が増えているか、話題が地域に浸透しているか
・スタジアム計画や改修が前進しているか
・スポンサーや自治体連携の発表が継続して出ているか
この4つがそろうほど現実味が増します。ニュースを追うなら、クラブ公式とJリーグ公式の更新日を軸にするとブレません。
地域クラブを後押しする行動:お金と時間の使い方
「応援したいけど何をすればいい?」の答えはシンプルです。
・ホームゲームに行く(まず1回)
・ファンクラブやシーズンチケットを検討する
・グッズを買う、スポンサー企業を利用する
・SNSで試合情報を拡散し、友人を誘う
支援は大きさより継続が効きます。空白県のクラブは、地域の参加者が増えるほど強くなり、参入要件も満たしやすくなります。
よくある質問:Jクラブの数、空白県の変化、確認方法
Q. 空白県はずっと5県のまま?
A. 変わります。昇格・降格や入会で毎年動くので、シーズン境目の公式発表後に確認するのが確実です。
Q. どうやって最新を確認すればいい?
A. Jリーグ公式のクラブ編成、クラブ一覧、公式資料の更新日を見てください。都道府県別の集計は、年次更新される一覧があると便利です。
Q. 県内にJがないと不利?
A. 不利な面もありますが、地域の一体感を作りやすい面もあります。地元の挑戦を間近で見られるのは、空白県ならではの価値です。
まとめ
空白県とは、J1〜J3に所属するJクラブがない県のことです。2026年2月時点では岩手・福井・三重・和歌山・島根の5県が該当します。ただし「現在ない」と「未経験」は別で、定義の違いで数字が変わる点も要注意。参入には成績だけでなく、ライセンス、経営、スタジアム整備が欠かせません。まずは公式情報で現状を確認し、気になるクラブの試合観戦やファンクラブ加入など、継続的な支援で地域の挑戦を後押ししましょう。
参考(情報確認に使った資料)
- 2026特別シーズン/2026/27シーズンのJリーグクラブ編成(Jリーグ公式)
- 都道府県別のJクラブ数(2026年/27年の集計)
- いわてグルージャ盛岡がJFL所属である旨(クラブ公式)
