ゴールキーパーの背番号は「1番が定番」と聞く一方で、
12番や23番のGKも見かけますよね。
実は背番号の決まりは競技会ごとに違い、
Jリーグのように「1はGK」と定める場合もあれば、
より自由な運用の大会もあります。
この記事では公式ルールの確認ポイント、
1以外が選ばれる理由、
少年サッカーで揉めない決め方までまとめて解説します。
ゴールキーパー 背番号の基本:まずは「1」を押さえる

ゴールキーパーの背番号といえば「1」が王道です。
けれど実際は、ルールで固定される大会もあれば、クラブやチームの方針で柔軟に決められるケースもあります。
まずは「なぜ1なのか」と「どこまでが決まりか」を切り分けると迷いが減ります。
なぜGKは「1」なのか:起源と定番化の理由
背番号がスタメンの並びと強く結びついていた時代、GKは先発表の最初に書かれる存在として「1」を付けるのが自然でした。そこから「最後の砦=1番」というイメージが根付き、観る側にも分かりやすい記号になりました。
- 伝統としての分かりやすさが最大のメリット
- チーム内でも「1=守護神」の共通理解が作りやすい
- ただし現代はスクワッド番号化で必ずしも固定ではない
いま主流の「スクワッド番号」とは:背番号の考え方が変わった
昔の「試合ごとに1〜11を振る」運用から、シーズンを通して選手に番号を固定するスクワッド番号が主流になりました。するとGKも「1にこだわらず、空いている番号を継続して使う」文化が広がります。
- 移籍・昇格・追加登録があると番号の都合が変わる
- グッズや登録名との紐づけで固定番号の価値が上がる
- とはいえ大会要項が優先される点は変わらない
「1がGK」は絶対ルール?競技規則と大会要項の切り分け
競技規則(サッカー競技規則)と、大会要項・リーグ規程は別物です。競技規則は装備の原則を示し、背番号の細かな制限は大会側が定めることが多いのが実態です。
- まず大会要項に「番号の範囲」「0の可否」「1の扱い」があるか確認
- 不明なら主催者や運営に事前確認しておくと安全
- 観戦文化の「定番」と、規程上の「必須」を混同しない
0番・100番以上は使える?数字の範囲でまず迷わない
背番号の範囲は大会によって差があります。一般論としては「1〜99」が多く、0は不可のケースがよく見られます。100以上も登録人数や規程次第で認められる場合がありますが、まずは大会の上限を確認するのが確実です。
- 使える数字の範囲は大会要項の最重要チェック項目
- リーグ・大会によって「上限99」「0不可」などが異なる
- 草サッカーでも大会登録がある場合は要項に合わせる
GKユニフォームと背番号表示:見やすさが最優先
背番号は「誰が誰か分かる」ことが目的です。色のコントラスト、数字の大きさ、配置は、審判や運営が見て判断しやすい状態にする必要があります。GKは特にフィールド選手と色が分かれるため、番号も埋もれない配色が重要です。
- 背面は遠目でも識別できるサイズと配色にする
- 縞柄などで見えにくい場合は番号に台地を付ける
- 胸番号やショーツ番号の要否も大会によって違う
途中交代・一時的なポジション変更:背番号の扱いの基本
試合中にGKがフィールドに出る、またはフィールド選手がGKを務める場面は起こり得ます。基本は「登録された選手が、登録された番号で出る」考え方ですが、ユニフォームや番号表示の扱いは大会側の規定に従います。
- 交代や一時的変更が想定されるなら、事前に運用を確認
- GK用ユニフォームの準備(色の区別)が最優先
- 大会によっては番号の付け方に特別ルールがある
まず確認すべき公式情報:どこを見れば確実か
背番号で迷ったら、ネットの慣習よりも「その大会の公式文書」を見ましょう。見る順番を固定すると早いです。
- 大会要項・リーグのユニフォーム要項(背番号の範囲、1の扱い、0可否)
- 所属協会のユニフォーム関連規程(番号表示の基本仕様)
- 追加の競技会規程(国際大会なら連盟の競技規程)
競技会別の背番号ルール:Jリーグ・JFA・UEFAの違い
同じサッカーでも、背番号の扱いは「どの競技会か」で変わります。特に日本国内でも、Jリーグとそれ以外では適用される規程が違うことがあります。あなたの試合がどの枠組みかを押さえると、背番号の選択が一気に現実的になります。
Jリーグの背番号ルール:1はGK、0は不可を押さえる
Jリーグでは、背番号0は不可で、1はゴールキーパー、2〜11はフィールドプレーヤーとする扱いが明確です。12〜99はポジションと無関係とされ、伝統と自由度のバランスを取った設計になっています。
- Jリーグの公式試合では、まずリーグの要項に合わせる
- GKを想定するなら「1」を使えるかが最初の分岐点
- 12〜99に回したい場合も、チーム内運用と整合させる
アマチュアの基準になりやすいJFA規程:1〜99が基本
日本サッカー協会(JFA)のユニフォーム規程では、選手番号は整数の1〜99を使用し、0は認めない、といった基本が示されています。大会によっては競技会規定に従うとも書かれているため、最終判断は参加大会の要項です。
- 原則は1〜99、0不可がベースになりやすい
- サイズや表示位置など「作り方の基準」も確認できる
- 参加大会が別規程を持つ場合はそちらが優先される
海外大会での典型例:UEFAは「1はGKのみ」と明記
海外では「1番はGKだけが使える」と明記する大会規定もあります。UEFAの規定例では、番号は99以下で、1はゴールキーパーのみが使用できる、といった形で整理されています。
- 国際大会や海外遠征は「大会規定」を最優先に読む
- 1をフィールドが付ける文化が残る大会もあるため要注意
- 迷ったら登録時点で運営に確認し、リスクを潰す
GKが1以外を背負うケース:12・13・21・23が多い背景
「GK=1」が分かりやすい一方で、チーム事情や登録の流れで1以外になることは珍しくありません。ここを理解しておくと、観戦時にもチーム運用としても納得感が出ます。番号は実力の序列というより、運用上のラベルとして扱うのが現代的です。
控えGKの定番「12・13」:ベンチ人数と運用の名残
控えGKが12や13を付けるのは、サブ枠や登録の並びと結びついた慣習が背景にあります。スタメンの11人に続く番号として12が使われたり、縁起・文化で13がGKに回ることもあります。
- 12は「次の選手」のイメージで控えに回りやすい
- 13は「GKの番号」として定着している地域・クラブもある
- ただし大会要項が「1はGKのみ」等なら、使い方が制限される
21・22・23が選ばれる理由:登録順、伝統、個人のこだわり
21〜23あたりは、登録枠の並びや、クラブの伝統、個人のルーティンで選ばれやすいゾーンです。特に代表や大規模大会では、GKが複数登録されるため「1・12・23」のような並びが見られることがあります。
- 登録の都合で「1が埋まっている」ケースが実務では起こる
- 若手GKが昇格して空き番号を継続使用することもある
- こだわりがあるなら、規定範囲内でチーム内合意を取る
チームで迷わない決め方:役割と納得感を両立する
番号はチーム運用の道具なので、揉めにくいルールを先に作るのが正解です。「1はファーストGK」「控えは12または13」などシンプルに決めると、毎年の調整コストが下がります。
- 優先順位の例:規定→チーム方針→本人希望→空き番号
- GKが複数いるなら「1・12・21」など連番運用も分かりやすい
- 新加入・昇格が多いなら「固定番号」を尊重するとトラブルが減る
少年サッカー・草サッカーで困らない背番号運用
少年サッカーや草サッカーは、毎週のメンバーが変わることもあります。だからこそ「当日の運用で困らない」「保護者の発注で失敗しない」現実的な決め方が大切です。公式戦か交流戦かで必要レベルも変わるため、場面別に整理します。
その日だけの背番号でもいい?試合運営で困らない工夫
練習試合や交流戦では、当日だけの背番号運用が行われることもあります。ただし審判・相手チームが識別できることが前提です。ビブスやテープ番号を使う場合も、見やすさを最優先にします。
- 同一チーム内で番号が重複しないようにする
- 文字が小さすぎる・剥がれる運用は避ける
- 公式戦は登録番号が前提になりやすいので要項確認が必須
公平性とモチベ管理:GKローテの背番号ルール例
育成年代ではGKローテをするチームも多く、背番号で揉めがちです。ローテ前提なら「GK担当日はGK番号を着る」「固定番号はシーズン通し」など、方針をはっきりさせると納得感が出ます。
- 例:GK担当は1、控えGKは12、FP担当は各自番号を維持
- 例:ローテ育成期はGK用ユニは番号なしで統一し混乱を減らす
- 例:大会期だけ固定運用に切り替えて登録トラブルを防ぐ
マーキング発注で失敗しない:サイズ・色・納期のチェック
ユニフォーム作成で多い失敗は「番号が規定サイズに合わない」「色が同化して読めない」「納期に間に合わない」の3つです。GKは色替えがある分、番号色の選定ミスも起きやすいので注意します。
- 背番号は遠目で読めるコントラストを確保する
- チームでフォント・色を統一すると追加発注が楽になる
- 大会登録の締切から逆算して、余裕を持って発注する
ゴールキーパー背番号のQ&A:よくある疑問を解決
最後に、現場でよく出る疑問をQ&Aで整理します。背番号の話は「文化」と「規程」が混ざりやすいので、判断軸は常に大会要項です。迷うポイントを先に潰しておくと、登録や当日の運営がスムーズになります。
GKがフィールドに出るとき、背番号は変える必要がある?
基本は背番号を試合中に付け替えるものではなく、登録された番号でプレーします。重要なのは「GKとしてプレーする選手のユニフォームが区別できること」です。大会によっては例外的な運用が定められているので、事前確認が安全です。
- 背番号よりもユニフォーム色の区別が最優先
- ポジション変更が起こりそうなら、事前に運営へ確認する
- 登録の扱い(GK登録人数など)も大会要項に従う
GKが複数いるチーム:1以外をどう割り振るのが自然?
分かりやすさ重視なら、1を第一GK、12または13を第二GK、残りのGKを21〜23などにまとめる運用が定番です。大事なのは「誰がGKか」ではなく「誰の番号か」が混乱しないことです。
- GK番号を固めるとスタッフ・審判が把握しやすい
- 若手GKが増えるチームは、将来を見越した番号設計が有効
- ただし大会によって「1はGKのみ」などの制限がある
背番号はプレーに影響する?メンタル面での活かし方
背番号そのものがセービングを上手くするわけではありませんが、メンタルのスイッチとしては機能します。1番を背負う責任感で集中が高まる選手もいれば、好きな番号で落ち着く選手もいます。大切なのは、規程の範囲で最も安定して力を出せる選択です。
- 1番は「守護神」の象徴として自己効力感を高めやすい
- 1以外は「自分の型を持つ」サインとしてルーティン化しやすい
- チーム方針と本人の納得感のバランスが最優先
まとめ
ゴールキーパーの背番号は「1番」が定番ですが、絶対ではなく、最終的には大会要項やリーグ規程が優先されます。
Jリーグのように「1はGK」「0は不可」など明確に定める競技会もあるため、まず公式文書で使用可能な番号の範囲と1の扱いを確認しましょう。
1以外を選ぶ場合も、控えGKの定番(12・13)やチーム運用の分かりやすさを基準に決めると揉めにくくなります。
次の試合や登録前に、あなたの大会の規定をチェックして最適な番号を選んでください。

