キーパーグローブは「なんとなく」で選ぶと、
指先が余ってボールが逃げたり、
逆にきつくて握れなかったりします。
実はサイズ選びは、手の長さ・手囲い・手の幅の3点を
正しく測るだけで精度が一気に上がります。
この記事では測り方の手順、
公式サイズ表への当てはめ方、
カット別のサイズ感までまとめて解説します。
キーパーグローブ サイズ 測り方:失敗しない基礎知識

キーパーグローブのサイズ選びは、見た目よりも測り方が重要です。
ブランドやモデルで基準が異なるため、まずは手の「長さ・周囲・幅」を正確に測り、公式サイズ表に当てはめる流れが失敗を減らします。
サイズ表がブランドで違う理由を先に知る
キーパーグローブは、同じ「8号」でもフィット感が揃いません。理由は、ブランドごとに基準(手の長さ重視、手囲い重視など)が違い、さらにカット形状やパーム厚、ストラップ構造で装着感が変わるからです。最終判断は、購入予定ブランドの公式サイズチャートを優先し、数値で合わせるのが近道です。
測定に必要な道具と測る前の準備
用意するのは、柔らかいメジャー(裁縫用)、紙とペン、できれば定規です。測る前に手を温めて軽く開閉し、力を抜いた自然な状態にします。サイズは左右で差が出やすいので、必ず両手を測って記録します。メジャーが無ければ、紐で測って定規で長さを読む方法でもOKです。
測るポイント1:手の長さ(中指先〜手首)
手の長さは、多くのブランドが採用する基本指標です。手のひらを軽く伸ばし、中指の先端から手首のしわ(手の付け根)までをまっすぐ測ります。指を反らせると数値が伸びるので、自然に伸ばした状態で測るのがコツです。測った値はミリ単位まで残しておくとサイズ表へ当てはめやすくなります。
測るポイント2:手の周囲(手囲い)の測り方
手囲いは、フィット感や握りやすさに直結します。親指を除いた、拳の最も太い部分にメジャーを一周させて測ります。きつく締めすぎると小さめ判定になり、ゆるいと大きめ判定になるため、皮膚に沿わせつつ圧をかけない強さが目安です。測定中に手を強く握らず、軽く丸める程度にします。
測るポイント3:手の幅(手のひら横幅)の測り方
手幅を基準にするサイズ表もあります。手のひらで最も広い部分(親指付け根のふくらみ付近を含む幅)を、左右にまっすぐ測ります。曲線に沿ってしまうと大きく出るので、横一線で測るのがポイントです。手幅が広いタイプは、同じ長さでもきつく感じることがあるため、手囲いとセットで判断します。
右手・左手どちらを基準にするか
基本は「大きい方の手」に合わせます。小さい方に合わせると、大きい手の指先や拳周りが突っ張り、キャッチ時に力が入りにくくなります。もし差が大きい場合は、グローブ側で調整します。例えば、ストラップの締め具合で手首の安定を作ったり、カット(タイト系/ゆとり系)を変えて違和感を減らします。
測定ミスを防ぐコツ(よくある失敗例)
失敗で多いのは、指を反らして長さを伸ばす、メジャーを強く締めて周囲を小さくする、測る位置が毎回ズレる、の3つです。対策はシンプルで、同じ姿勢・同じ位置で2回測り平均を取ること。さらに、測定値と一緒に「普段の手袋サイズ」「指が長い/手のひらが厚い」など体感メモを残すと、購入後の微調整が上手くいきます。
測った数値をサイズに変換する方法
測れたら次はサイズ番号へ落とし込みます。ここで自己流の換算をするとズレが出やすいので、まずはブランド公式のサイズ表に当てはめるのが基本です。迷う場合は、カットと用途から適正を詰めます。
最優先は公式サイズチャートに当てはめる
同じサイズ表でも、手の長さ基準、手囲い基準、両方併用など方式が違います。購入するモデルのページにあるサイズチャート、もしくはブランド公式のサイズガイドを確認し、測った数値をそのまま対応サイズへ当てはめてください。ショップ独自表より公式の方が、モデル仕様(カットや素材)を前提に作られていることが多いです。
迷ったときのサイズ選び(切り上げ・ハーフサイズ)
境界の数値なら、基本は大きい方が無難です。小さすぎると握り込みが苦しくなり、パームのラテックスが過度に引っ張られて劣化も早まります。一方で、余りすぎは指先でボールが逃げる原因になります。ハーフサイズがあるブランドなら、まずはハーフで微調整し、無ければカットで補正します(タイトにしたいならネガティブ、ゆとりならロール寄り)。
ジュニア(子ども)サイズの注意点と選び方
ジュニアは成長で手がすぐ変わるため、今のジャストより「少し余裕」を取る考え方が合うことがあります。ただし余りが大きいとキャッチ感覚が崩れやすいので、指先の余裕は最小限にします。目安は、指先が少し余る程度で、拳周りが突っ張らないこと。週に何回使うか、練習用か試合用かも含めて、買い替え周期を想定して選ぶと無駄が減ります。
カットとフィット感でサイズ感が変わる
同じ数値でも、カットが違うと体感は別物です。測定値は土台として、最終的なフィット感はカットと構造で詰めます。とくにタイト系はワンサイズ感が変わることもあります。
ネガティブ・フラット・ロールフィンガーの違い
ネガティブカットは縫い目が内側で、指がタイトに包まれやすいタイプです。手幅が広い人や指が太めの人はきつく感じることがあります。フラットカットは標準的で、比較的クセが少なく迷ったときに選びやすいです。ロールフィンガーは指周りにゆとりが出やすく、キャッチ時の安心感を重視する人に向きます。サイズ境界なら、カットで体感を調整するのが合理的です。
フィン入り・ストラップ仕様で変わる装着感
フィン(指骨保護)が入ると、曲げ伸ばしの抵抗が増え、きつめに感じやすくなります。手首のストラップも、幅広で巻き込みが強いモデルほど固定感が出て、手首周りの窮屈さが増えます。購入前は、フィンの有無、手首の長さ(ロングカフか)、ストラップの巻き方(シングル/ダブル)を確認し、好みの固定感に合わせてサイズ許容を見ます。
試着や到着後に見るべきチェック項目
チェックは4点です。指先の余りは最小限で、握ったときに指の股が突っ張らないこと。拳周りは、手をグーにしたときに痛みや強い抵抗がないこと。手首は、ストラップを締めて上下にズレないこと。最後に、ボールを軽く握ってパームがねじれないか確認します。違和感が出るなら、サイズ変更かカット変更で解決することが多いです。
プレー環境別のおすすめサイズ感
サイズは手の形だけでなく、プレー環境でも最適が変わります。人工芝や雨天ではグリップの使い方が変わり、土では耐久性優先で厚みや硬さが出やすいです。用途を決めてからサイズを詰めると後悔が減ります。
人工芝・土・雨天での選び方の違い
人工芝は擦れが強いので、耐久性タイプのパームを選ぶ人が多く、素材が硬めだとタイトに感じやすいです。土のグラウンドも摩耗が早いので、練習用は少し余裕を持たせて着脱しやすくする考え方もあります。雨天はグリップ重視のモデルを使うことが多く、柔らかいラテックスはジャストフィットの方が接地感が出やすいです。環境でグローブを分けるとサイズ選びも楽になります。
トレーニング用と試合用でサイズ感を変える発想
練習用は耐久性と着脱性を優先し、少しゆとりのあるサイズにする選手もいます。試合用はキャッチの精度が重要なので、指先の余りを減らし、手のひらの密着感を高める方向が合いやすいです。もし予算的に1双運用なら、試合基準のジャスト寄りで選び、練習後のケアを丁寧にして寿命を伸ばすのが現実的です。
冬場やインナーグローブ併用時の考え方
冬にインナーグローブを使う場合、拳周りがきつくなりやすいです。薄手でも1枚増えると体感が変わるので、併用前提なら境界サイズで大きい方を選ぶと失敗が減ります。逆に、素手運用でタイトフィットが好きな人は、インナー無しでのジャストを優先して問題ありません。寒さ対策は、保温よりも操作性とのバランスで判断します。
長持ちさせるケアと買い替えの目安
サイズが合っていても、扱いが悪いとグリップはすぐ落ちます。特にラテックスは乾燥や汚れに弱く、保管の仕方で寿命が変わります。正しいケアを知ると、結果的にコスパも上がります。
購入直後にやっておきたい下準備(初回洗い)
新品のパームには製造時の保護剤が残ることがあります。軽くぬるま湯で表面をすすぎ、やさしく水分を落として自然乾燥させると、グリップが安定しやすいです。強くこすらないのが鉄則で、洗剤は使わないか、使う場合も専用品を少量にします。最初に整えておくと、使用感のブレが減ります。
洗い方・乾かし方・保管の基本ルール
使用後は早めに汚れを落とし、陰干しで乾かします。直射日光やドライヤーの熱はラテックスを傷めやすいので避けます。乾燥後は、パーム同士が張り付かないよう軽く湿り気を残す派もいますが、カビを防ぐなら乾燥優先が無難です。保管は通気性のある袋やケースを使い、車内放置など高温環境を避けてください。
交換サインと次回サイズ選びの改善ポイント
交換の目安は、パームの摩耗でグリップが明確に落ちたとき、縫い目のほつれでフィットが崩れたとき、指先の破れが進んだときです。買い替え時は、前回の不満を言語化します。指先が余ったなら小さめかタイトカットへ、拳がきついならワンサイズ上かゆとりカットへ。測定値と体感メモを残しておくと、次はほぼ迷いません。
まとめ
キーパーグローブのサイズ選びは、手の長さ・手囲い・手の幅を正しく測り、購入予定ブランドの公式サイズ表に当てはめるのが最短ルートです。
境界サイズで迷ったら、カット(ネガティブ/フラット/ロール)や用途(練習用/試合用/雨天用)で体感を調整しましょう。
今日測った数値をメモしておけば、次の買い替えも楽になります。まずは両手を測り、公式チャート確認から始めてください。
